滝琢磨=菅野邑斗「改正民法対応 はじめてでもわかる 売買契約書」

1 本日は,普段の勉強とはやることを多少変えて,滝琢磨=菅野邑斗「改正民法対応 はじめてでもわかる 売買契約書」(第一法規株式会社・2019年)を読みました。

この本の編著者の一人である菅野邑斗弁護士,TMI総合法律事務所の弁護士なんですけれども,私が司法試験受験生だった頃,黎明期の予備試験と司法試験のいずれも大学在学中に合格し,その後しばらく後進の育成に尽力されていたという方なんですが,皆さん,ご存知でしょうか。

「かっぱちゃん」という愛称でも親しまれておりました(今も?)。

契約書の作成・交渉等のやり方について勉強をしたいと思っていた最中,かっぱちゃんが編著に携わったという本書をたまたま見かけ,本書で学習することとしました。

自然人
自然人

契約書の作成・交渉って具体的に何をどうすればいいのか分からないよ~不安だな~

2 本書は,代表的な契約類型かつ最も我々に馴染み深い「売買契約」をテーマとして,その契約書の作成・交渉等の方法を解説するものです。

2020年4月1日施行の改正民法にも対応しています。

本書は,タイトルで「はじめてでもわかる」と銘打っているように,修正前の条項と修正後の条項を示しつつ,なぜそのような加除修正を施すかの理由とともに,懇切丁寧に契約書の加除修正の方法が説明されています

買主の立場からや売主の立場からなど,それぞれの立場から党派的にどのように対応すべきか説明されています。

そして,その説明は,書面上の加除修正に限られず,相手方との交渉の場面における振る舞いにまで及んでいます。

また,各章末に「チェックリスト」という,各章のテーマに関する契約書の作成・交渉等を行う際に気を付けるべき要点を箇条書きにしたまとめがあり,有用です。

加えて,各章の冒頭にて,その章で扱われているテーマの重要度の高低や改正対応の要否が明示されているため,メリハリを付けた学習が可能となっています。

しかも,記載が平易であり,文字数も多くはなく,全体で177頁と通読するうえで負担にならない分量です。

かといって,本書の情報量が少ないというわけではなく,内容面においても低い質に甘んじているということは全くありません

このように本書は全体を通して,ユーザーフレンドリーな設計になっているため,初めて契約書の作成・交渉等のやり方を学習する人におすすめできる書籍です!

自然人
自然人

この本なら,これから契約書の作成・交渉等を勉強していく足がかりとしてピッタリだね!

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